再生可能エネルギー100%時代の到来

著者・編者和田 武/著

―市民パワーでCO2も原発もゼロに

「原発ゼロ、再生可能エネルギー100%」は世界の流れです。
しかし、福島原発大事故にもかかわらず、原発再稼働を進める日本政府。
再生可能エネルギーに消極的な日本政府。
それはなぜなのか? ではどうしたらいいのか? 明らかにします。
世界各国・日本各地の再生エネルギー推進の取り組みもふんだんに紹介します。
図表満載で読みやすく、わかりやすい一冊です。
著者は、元日本環境学会会長、元立命館大学教授、
現在、和歌山大学客員教授、自然エネルギー市民の会代表。

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商品情報

発売日
サイズ・ページ数 A5判/120頁
ISBN 978-4-87154-140-4

目次

はじめに

第1章 脱原発・地球温暖化防止・平和に不可欠
―再生可能エネルギー

1 地球温暖化危機回避とエネルギー利用
2 危険きわまりない原発依存
3 化石資源やウランは枯渇性エネルギー
4 戦争のない平和な社会をつくる再生可能エネルギー
5 市民主導による再生可能エネルギー社会の構築

第2章 世界のエネルギー動向―再生可能エネルギー普及促進が趨勢
1 急増する世界の再生可能エネルギー
2 各国の再生可能エネルギー利用状況

第3章 デンマークとドイツでの取り組み
―市民・地域主導による再生可能エネルギー社会の構築
1 飛躍的普及が進む両国の再生可能エネルギー
2 市民参加と適切な政策採用が飛躍的普及の要因
3 市民主導の再生可能エネルギー普及の先駆け
―デンマークの風力発電の取り組み
4 デンマークの100%再生可能エネルギー国づくり計画
5 市民参加で促進されるドイツの再生可能エネルギー普及
6 ドイツの「100%再生可能エネルギー地域」づくり
7 ドイツの脱原発・再生可能エネルギー中心の未来づくり

第4章 日本でも再生可能エネルギー100%社会の実現を!
―市民の力で持続可能な未来づくりを
1 日本の再生可能エネルギー100%達成の前提条件
2 再生可能エネルギー普及抑制政策下での自主的取り組み
3 電力買取補償制度開始で再生可能エネルギー普及が前進
4 FITの問題点と課題
5 原発重視・再生可能エネルギー抑制政策復活の動き
6 市民パワーで再生可能エネルギー100%社会に!


あとがき

著者略歴

和田 武(わだ たけし)

1946年生まれ、名古屋市出身。1941年和歌山市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、住友化学工業㈱中央研究所、大阪経済法科大学、愛知大学を経て、1996年より立命館大学産業社会学部・教授、2006年より同・特別招聘教授、2008年退職。2009年13年日本環境学会会長、2012?15年経済産業省調達価格等算定委員会委員。現在、和歌山大学客員教授、自然エネルギー市民の会代表。工学博士。専門:環境保全論・再生可能エネルギー論。

主な著書
単 著 『脱原発、再生可能エネルギー中心の社会へ』、『環境と平和』(あけび書房)、『市民・地域主導の再生可能エネルギー普及戦略』(かもがわ出版)、『拡大する世界の再生可能エネルギー』、『飛躍するドイツの再生可能エネルギー』(世界思想社)、『地球環境論』、『新・地球環境論』(創元社、韓国語版が朴憲烈訳で出版)、『地球環境問題入門』(実教出版)、
編 著 『環境問題を学ぶ人のために』(世界思想社)
監 修 『21世紀子ども百科・地球環境館』(小学館)
共編著 『市民・地域が進める地球温暖化防止』(和田武・田浦健朗編、学芸出版)、『市民・地域共同発電所のつくり方』(和田武・豊田陽介・田浦健朗・伊東真吾編、かもがわ出版)
共 著 『現代地球環境論』(和田武・小堀洋美著、創元社)、『地球温暖化を防止するエネルギー戦略』(林智・矢野直・青山政利・和田武著、実教出版)、『地球温暖化防止とエネルギー課題』(日本科学者会議・公害環境問題研究委員会編、水曜社)、『環境問題を哲学する』(関西唯物論研究会編、文理閣)、『環境思想の研究』(岩佐茂・劉大椿編、創風社)など多数。
共訳書 『科学の社会史』、『科学の方法と論理』(昭和堂)
価格 ¥1,540
(本体価格:¥1400)
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